オフェンス


 アルティメットのオフェンスも他の球技と同様に、スペースをいかにつくりそこに走らせるかで勝負が決まると考えてよい。ボールを使うよりも滞空時間が長く、ターゲットにピンポイントで通す必要がないため、スペースを使う意識は球技以上に高いとも言える。どんなディフェンスに対しても、いかにスペースを作るかがオフェンスの際の基本的な考え方になる。
 マンツーマンの場合は、スペースを広く作るために最初のポジションではフィールドの中央にレシーバーが固まる(スタック)。
ポジションは、ディスクを回す役目のハンドラー、中盤でつなぐ役目のミドル、主にレシーバーとなり点を取る役目のディープの3つに別れる。
 
ハンドラーは、スローの技術に優れ、オフェンスのリズムをコントロールできるプレーヤーが望ましい。特に最初にディスクを投げるハンドラーをQB(キュービー、クォーターバック)と呼ぶ。キューピーとは呼ばない。
 ミドルは、縦の動きでパスをレシーブし、さらにディープへのつなぎも行うので、スピードがありスローの技術のあるプレーヤーが向いている。このポジションにロングスローを投げられるプレーヤーがいるチームは攻撃に幅があり手ごわい。
ディープはレシーブが主なのでスローのスキルは高くなくてよいが、スピードがありキャッチが強く、競り合いの強さが求められる。
 ミドルとディープはほとんど区別がない場合も多く、実際には4人の後方のレシーバー陣が大きくポジションを代えながら動くほうが効果的である場合も多い。

 オフェンスは相手のディフェンスに対応する形で攻め方を変える必要がある。大きくわけて、マンツーマン、ゾーン、クラムの3つに分けられる。相手のディフェンスの形態がわかったらすぐに声をかけオフェンスの形を変える。






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